ふむふむ

コクヨのハサミ<サクサ>が日本文具大賞 グルーレス刃の左利きでも使いやすいモデル

 粘着テープをハサミで切るのをちゅうちょすることがある。刃にのりが付くと、次にハサミを使う時に軽くイラつく使い心地になっていたりするからだ。第34回日本文具大賞の機能部門で優秀賞を受賞、「国際 文具・紙製品展 ISOT」で行われた表彰式でグランプリに選ばれたコクヨの「ハサミ<サクサ>(グルーレス刃)」は、このストレスから解放してくれる逸品だ。

 刃先まで軽い切れ味の「ハイブリッドアーチ刃」を搭載するハサミシリーズ。昨年末のリニューアルで、さまざまな人が使いやすいようにと「傾斜インサート」を搭載した。ハサミは左右の刃と刃が近接し隙間がない方がよく切れるから、ユーザーは刃がすり合わさるように切っているが、左利きの人が右利き用ハサミを使うと、ハサミを握る方向に対して逆の力をかけなければならず、これが、切りにくさにつながっているのだそうだ。

 そこで刃を斜めにすることで利き手に限らず使用感に差が出ないようにしたのがこの傾斜インサート。力量や利き手を問わず、多様なユーザーに寄り添った設計が評価された。

 そして今回受賞したグルーレス刃のモデルは、粘着テープを切っても、刃にのりが付きにくい「3Dグルーレス構造刃」を採用。日常使いに適したモデルになっている。