“一針一針”の楽しさは、昨今編みものブームで拡大中。世界各国さまざまなテイストが魅力の刺しゅうも、図案からステッチの種類、糸選びまで、楽しい迷いどころ満載の手芸だ。全国から選ばれた180点の刺しゅう作品が集まる「刺しゅうアートフェスティバル2025」(ブーケ・埼玉県川越市)が7月17日(木)~21日(月)まで、新宿のヒルトン東京で開催される。時間は11時~17時(最終日16時まで)。入場無料。
白糸刺しゅう、クロスステッチ、フランス刺しゅう、アリワーク、今注目が集まっているリュネビルからオートクチュール刺しゅうまで、異なる技法が一堂に展示されるのは珍しい。ジャンルの壁を越えて刺しゅう文化の今を体感できる貴重な機会。作家の個性と刺しゅう表現の自由さ、多彩な作品と出会えるイベントだ。
また来場者が選ぶ「刺しゅうコンテスト」も開かれる。約150点の応募作品の中から、来場者が「これが好き」「心が動いた」と感じた作品に一票を投じてグランプリを決定する。
さらに、刺しゅう界の第一線で活躍する5人の作家(井上ちぐさ・おおにしみよ・成田悦子・平石秀子・三浦名菜)を特別審査員として迎え、それぞれの代表作を展示。実際に先生方と会い、話を聞く機会もありそうだ。また、キット・資材・動画講座・書籍などを直接購入できる特設ブースも登場する。