記録的な猛暑が続く近年、強い日差しと高温は人だけでなく植物にも大きな負担を与えている。気象庁の3カ月予報でも、今年の夏は平年より高い気温が見込まれており、家庭菜園や観葉植物の管理に悩む声が増えている。こうした中、総合園芸メーカーのハイポネックスジャパン(大阪市)は、全国1831人を対象に「夏の園芸に関するアンケート調査」を実施し、植物の“夏バテ”の実態を明らかにした。調査期間は4月23日~26日。

調査によると、夏に育てられている野菜のトップは「ミニトマト」(68.4%)。続いて「キュウリ」(46.0%)、「ナス」(37.5%)と、家庭菜園の定番が並んだ。一方で、夏場の困り事として最も多かったのは「暑さで実が割れてしまった」(43.1%)。強烈な日差しと急激な水分変化が原因とされ、約4割が悩みを抱えているという。「虫の多発」(39.7%)、「土の乾燥」(32.2%)も続き、16.7%は「自分が暑さに負けて世話ができなかった」と回答した。
こうした過酷な環境を乗り切るための工夫としては、「早朝に作業する」(47.1%)が最多。ほかにも「雑草を早めに刈る」(36.6%)、「風通しをよくする」(29.5%)、「マルチング(マルチシートを敷く)」(21.6%)など、暑さを避けつつ植物の負担を減らす取り組みが挙げられた。
観葉植物でも夏特有のトラブルが目立つ。最も多かった失敗は「水の与えすぎによる腐敗」(32.8%)。次いで「直射日光で葉が傷んだ」(30.6%)、「土の乾燥」(29.1%)と続き、屋内でも油断できない状況が浮き彫りになった。対策としては「強い日差しを避ける」(51.0%)、「水の温度・量に注意する」(40.3%)、「冷房の風を当てない」(25.4%)など、細やかな管理が求められている。

こうした植物の夏バテ対策として注目されるのが活力剤の存在だ。調査によると、野菜や観葉植物に活力剤を使用したことがある人は約4割にのぼり、そのうちの3分の2が「色がよくなった」「元気になった」と効果を実感している。活力剤は人間にとってのサプリメントのような役割を果たし、猛暑で弱った植物の回復を助ける有効な手段となっている。ハイポネックスジャパンは、暑さでバテ気味の植物への対策として、同社の植物用活力液「リキダス」などの使用を提案している。









