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「おふくろの味」から「ふくろの味」へ 博報堂生活総合研究所調査、変わる食の価値観

 時代が変われば食材も変わり、食べる人のライフスタイルも変わっていく。「食事」について持つ印象や言葉の定義も変わって当然かもしれない。博報堂生活総合研究所(東京)が実施した「食に関する生活者調査2026」によると、「焼かずにバターなどを塗ったパン」や「パックのままの納豆」も“手料理”の定義に当てはまる時代になってきているようだ。

 調査は首都40km圏、名古屋40km圏、阪神30km圏内の20~69歳の1500人を対象に,

3月に実施した。それによると、手料理の範囲として、「鍋などで温めた冷凍食品」(40.7%)のほか、インスタントやレトルト食品など、調理済み食品を使ったものも含める人が増えていた。いわゆる“おふくろの味”と呼ばれた家庭の手料理から、調理済みの“ふくろの味”への食の広がりと生活者の意識変化が見て取れる。

 食事の中身についても、「完全栄養食・バランス栄養食」が食事、食事代わりになると考える人が67.6%に上り、3年で15.9ポイント増加。具体的には「プロテイン」や「グラノーラ」などが増えていた。

 食の価値観に関しては、「料理の手間を減らして別のことをする時間を作ること」を支持する人は81.5%。逆に「料理の手間を減らすことを手抜きだと思うこと」を支持できないという人が66.4%。全体的に料理の手間減らしには肯定的な様子がうかがえた。また、「和洋中の組み合わせを気にせず食事をすること」「苦手なものは無理に食べないこと」など、多様性を尊重する自由な食事スタイルを支持する人が多かった。