江口洋介、ビルボードライブ東京での35周年記念ライブをBS11で独占放送! 35周年を語る本人コメントから見えてくる番組の魅力とは?

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(C)BS11

  1986年に俳優デビューして以降、「ひとつ屋根の下」や「救命病棟24時」シリーズなど、数多くのドラマ・映画で活躍する江口洋介さん。1988年にはシンガーソングライターとしてデビューし、「恋をした夜は」「愛は愛で」などがヒットしましたが、1999年以降は俳優業に専念していました。そんな江口さんが2016年に下北沢で20年ぶりのライブを行い、音楽活動を再始動。2023年6月21日は、35周年記念ライブ「BE HERE NOW ~ 35th Anniversary ~ Yosuke Eguchi LIVE 2023」をビルボードライブ東京で開催しました。BS11では、およそ3年ぶりとなるこのライブの様子を独占放送することが決定。スペシャル番組の魅力を、江口さん本人のコメントとともにご紹介します。

 観客総立ち! 大盛り上がりのビルボードライブ

  ライブは、「きたぜ! ようこそビルボード!」という江口さんのMCからスタート。まずは「夢ゴコチ」を披露すると、自らギターを弾いて「GOOD TIMES」を歌い上げ、会場を沸かせました。その後も、「愛は愛で」「恋をした夜は」などヒット曲を熱唱。「It’s Fine Today」では観客も総立ちに! 江口さんがギターを弾きながら楽しそうに歌う姿に観客も大盛り上がりでした。

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 音楽は「なくてはならない存在」 江口の熱い思いがライブでさく裂

  番組放送を前に、江口さんからコメントも到着。ビルボードライブ東京でのライブの感想や今後の活動への思いを語ってくれました。

 —デビュー35周年を一言で言うと?

  35年という日々はすごく長く感じますが、自分がやってきたことを思うと、早かったなと思います。この歳でこんなことをやってたなとか、こういうアルバムを出してたんだと、振り返るきっかけになりました。あっという間でした。

 —気付いたら到達していた感覚ですか?

  そう、本当に。こういう何周年記念というのが苦手だったんですが、今回、いいきっかけになればいいなと思っています。新しい楽曲を今作っているのですが、この期間中になんとかいい形にできたらと思っています。

 —俳優としても活躍されている江口さんですが、その中で音楽活動というのはどんな存在ですか?

  音楽活動を再開してから、昔の曲をうまく歌えない時期もあったんですよ。でも改めていまライブで演奏すると、その作品が息を吹き返したように形を変えていくんですよ。年相応になって歌えるようになることもあるんだなと気付かされました。今ではすんなり歌える自分もいます。

 自分で作った曲をレコーディングするのも好きです。俳優業の合間に音楽活動をしていると、また俳優に戻ったときに新鮮に感じますし、そしてまた俳優として色々な役を演じた後に音楽活動をすると体が浄化されるような気持ちになります。(音楽活動で)リハーサルでメンバーと一緒にセッションしながら作っていく作業が、芝居に生かされたりもします。俺自身が音楽が好きでたまらないというのもあると思いますが、今の時点では長く音楽と付き合っていきたいと思っています。どういう存在と言われたら…なくてはならない存在という感じですかね。

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 —5月にはSpotify O-WEST、6月にビルボードライブ東京でのライブを開催しました。久々にステージに立って、どんなことを感じましたか?

  O-WESTは3年前にもやっているのですが、その時も会場に入った瞬間にロックな匂いがプンプンしてすんなり入れました(笑)。35周年ということで昔の曲も新しい曲もやったし、トライセラの和田くん(編集部注:TRICERATOPSのボーカル和田唱)が来てくれたりして、一つのイベントとして大いに盛り上がったと思います。

 ビルボードライブ東京には、ジャージーなイメージがあったので、ロックでいいのかな、アコースティックにしようかなと思ったりもしましたが、実際に音を出してしまうとどうしても薄い音だと物足りなくなってしまい、ビルボードだということも忘れてライブをしてしまいました(笑)。最前列の人はアンプの音が大きかったんじゃないかな(笑)。それでも、なるべくドラムの音も小さく、セッティングも少なくしたんですが、曲の厚みはあまり変わらなかったので、来てくれたお客さんはきっと楽しんでくれていたと思っています。ビルボードはお酒を飲んで、料理を食べながらゆったりライブを楽しめる場所なんだと思ってたんですが、いつの間にかスタンディングライブのように大盛り上がりしてくれたので、音楽は始めてしまえば、その空間に染まるんだなと感じました。あと、ステージからお客さんの顔がほぼ全員見えるんですよ。だから、すごくエネルギーをもらえましたし、こちらからも投げられた。俺たちも楽しめたし、お客さんも相当楽しんでくれたと思います。

 —今後の音楽活動にも期待が高まりますが、どのような活動を予定していますか?

  せっかくなので、この35周年中にビルドアップしたいと思っています。新曲のレコーディングしたり、あまり時間を空けずにライブもやろうとしているので、これを機に音楽的な匂いをいっぱい届けようと思っています。音楽をやっていない時期も長かったので、俳優としての自分を見てくれている人にも、「江口はこんなライブをやっていたんだ」とか、「こんな曲を出してたんだ」とか、少しでも知ってもらえたらいいなと思います。そして、過去だけでなく、今大切なことも忘れずに、今のムードも取り入れたものをどんどん形にしていきたいと思っています。コロナも明けて、何か混沌(こんとん)としているものから解放され始めた時期でもあるので、今レコーディングしている楽曲をなるべく早く届けられたらと思っています。

 —期待していていいんですね!

  期待は裏切らないです!

  俳優・江口洋介とはまた違った顔を見せるアーティスト・江口洋介。思いのこもった熱いライブは必見です!

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▽昨年12月に江口さんが出演された、BS11開局15周年特番「御茶ノ水 GUITAR  SPIRTS!」が9月20日(水)夜7時より再放送されます。音楽雑誌『ギター・マガジン・レイドバック』編集部のバックアップのもと、憧れのミュージシャンや楽曲について音楽談義する同番組で、江口さんがギター愛を語ります。こちらもお見逃しなく。