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クボタの新テレビCM、カタールの「水」事業を支える 砂漠の地に上水道を整備する国家プロジェクト

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クボタ テレビCM「Making a River.」篇

 

 中東カタールでサッカーのワールドカップ(W杯)が熱い戦いを繰り広げているが、クボタ(大阪市)は、そのカタールで水道事業プロジェクトに参画し、このほど灼熱(しゃくねつ)の地の「水」を支えることをテーマにしたテレビCMの放映を始めた。

 CMはクボタの企業姿勢を伝える「壁がある。だから、行く。」シリーズの「Making a River.」編(60秒)。女優の芹那すみれさんらが出演し、水を作るということは砂漠に川を作るように困難だが、世界中から集まった技術者とともに実現するという内容だ。

 クボタによると、夏になると気温50度を超えるこの地域は、極めて降水量が少なく、カタール政府は国家戦略プロジェクト「上水道メガリザーバープロジェクト」を実施。クボタは、水道管に利用されるダクタイル鉄管とポンプの約3分の2を受注したという。

 同プロジェクトは、東京ドーム約8杯分の水を貯水するための24個の巨大貯水池と、それらを接続し、貯水する約480キロの送水管路、水を送るポンプ場を新設する事業。これにより、首都ドーハの市民7日分の貯水量が確保できるとしている。

 クボタの水環境事業は、1893(明治26)年に水道用鉄管の開発を開始。その後、上水・下水・水処理・プラント管理などを手がけ、これまで世界70以上の国と地域で事業を展開しているという。