高知県が、県内の産業基盤を支え、その振興に貢献している熟練技能者や古くから受け継がれてきた伝統技能者・伝承者を認定する制度「土佐の匠」。制度創設の1996年度以来、計33の職種で134人が認定されている。このほど、1894(明治27)年創業、同県南国市にある田中石灰工業の「土佐塩焼き工法」が「土佐の匠」の認定を受けた。
「土佐塩焼き工法」は伝統的な石灰焼成方法で、近年でも文化財などの歴史的建造物の修理や土佐漆喰の原料として欠かせない工法。土佐漆喰の原料に使用する塩焼き石灰は地灰(じばい)と呼ばれ、塩焼き石灰の中でも特に漆喰施工後の乾燥収縮が少ない石灰。その特性を出すためには通常の土佐塩焼き工法よりもさらに高い技能が求められる。同社が長年培ってきた技能とノウハウを先人からしっかりと継承し、高知県が誇る地場産品である高品質な土佐漆喰を継続的に供給し続けていること、さらに後継者育成に尽力していることが高い評価を得て、今回の認定に至った。
今回の認定を記念して、「土佐の匠」に認定された技術を用いて製造されている今年発売の「DIY漆喰ヌリコラージュ」のセールを、11月28日(木)~12月25日(水)の期間限定で開催する。同社オンラインショップとAmazonで、ヌリコラージュ製品すべて30%OFFで購入できる。
「nuricolage -ヌリコラージュ-」は、誰でも簡単に壁塗りできるように作られたDIY用のしっくいクリーム。本来、職人でも手間ひまのかかるしっくい塗りの作業に、自宅でも気軽に取り組んでもらいたいと開発した製品。初心者も手軽に使えるように、「水練りの必要がなく、缶を開けたらすぐに使える」「壁にくっつきやすく未経験でも扱いやすい」「さまざまな下地に塗れる」ためのさまざまな工夫・技術がこらされている。DIY、自宅の壁のケアに関心がある人は、この機会に土佐の匠の技術から生まれた製品を体験してみては?