新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限も緩和されたことで、「旅行でも」と考えている人が多いのではないだろうか。まずは、手軽な温泉から──とばかりに、行楽地としての温泉はにぎわいを見せているようだが、コロナ禍において人気を集めた温泉がどこだったか気になるところだ。
そこで、楽天トラベル(楽天グループ)では、昨年1年間でどの温泉が人気だったのかを明らかにした「2022年 年間人気温泉地ランキング」を発表。1年間の宿泊人泊数(=宿泊人数×泊数)を温泉地ごとにランキングした。人気温泉地ランキングは2014年から毎年開催しており、今年で9回目となる。
調査の結果、静岡県「熱海温泉」と大分県「別府温泉」が9年連続で1位、2位を獲得するなど、どんな環境下であるにせよ、東西の温泉地として代名詞的な熱海と別府は、不動の人気であることがわかった。3位は栃木県「那須温泉」となり、2018年以来4年ぶりにトップ3にランクインしている。
9年連続でトップの「熱海温泉」は昨年、熱海市観光協会が毎年夏に主催する「熱海海上花火大会」を3年ぶりに通常通りの規模で開催。「楽天トラベル」では夏の宿泊人泊数が前年比で約1.9倍になったという。対して、大分県「別府温泉」では、2022年3月に別府市内の遊園地が大規模リニューアルを行い、SNSでもファミリーやグループ利用のユーザーを中心に話題となった。