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小沢仁志「圭叶を口説こうかなと思った」 嶋大輔の娘と知って「無理無理無理」

 映画『BAD CITY』初日舞台あいさつが20日、東京都内で行われ、出演者の小沢仁志、坂ノ上茜、勝矢、圭叶、山口祥行、加藤雅也、かたせ梨乃と園村健介監督が登壇した。

 本作は、小沢が“還暦記念映画”と銘打ち、オリジナル脚本、製作総指揮を手掛けたアクション映画。

 小沢は、冒頭からグラスを片手に「やっと初日を迎えることができて、今ちょっと乾杯やっているところ」とマイペースにあいさつ。

 「撮影からキャンペーンも含めて、やっとここにたどり着けた感じ。こんなにいっぱい来てくれてありがたい」と笑顔を見せた。

 イベントでは、キャストたちが撮影の裏話を次々に披露した。今回、オーディションで圭叶を選んだ小沢は「圭叶は芝居もできるし、かわいいから口説こうかなと思ったんだよね。そうしたら、『嶋大輔の娘だ』っていうからさ、もう無理無理無理となって。仲間の娘って、おかしいやろ。どう見ても、嶋大輔のかけらもないのにな」とボヤいて笑わせた。

 劇中では、大勢の敵を相手に、CGなし、スタントなしのガチンコアクションに挑んだ小沢。とはいえ、園村監督のアクション演出には驚いたという。

 「監督は『ここから(動きは)フリーで』って言う。さらに『リアルで』と言うから、俺もまじで殴りにいくんだけど、(相手役には)『よけてくれ』って言うだけ」と苦笑。

 勝矢も「ヤマさん(山口)が一番大変だった。アニイ(小沢)が本気で殴りにくるのを、バリバリかわさなきゃいけないから」と山口に同情した。

 自身のデビュー作『クレイジーボーイズ』(88)で小沢と出会ったという加藤は「アニイの25周年でも作品に呼んでもらって、今回は還暦。節目、節目に呼んでもらえるのはやはりうれしい」としながらも、「特に僕は今回戦わないので、本当に良かった。こんなの危なくてやってらんない。ヤマがかわいそう」と本音も漏らした。

 「お芝居だったらまた呼んでください」と話す加藤に、小沢は「雅也、じゃあ戦うシーンがあったら、今回、断ってたのか?」と絡んだが、加藤は「これ(完成作)を見たら断った方が良かったなと思います」と返して笑わせた。