和菓子に欠かせないあんこ——洋菓子にもトーストにも応用され愛されている和の甘味だ。これ実は東海が聖地、という話。名古屋・愛知・岐阜・三重のあんこ文化を徹底解説するMOOK『あんこの本』(ぴあ)が発売された。
江戸時代の茶の湯文化とともに発展し続けてきた和菓子文化と名古屋のあんこ。お伊勢参りの旅人や、宿場町を行き交う人の腹を満たした三重のあんこ、岐阜のあんこ。東海エリアの人々にとって、今も昔もあんこは常に身近で特別な存在だ。そんな誇るべき東海のあんこの魅力を、これまたあんこ好きのスタッフが総力取材したという。
あんこが生まれた鎌倉時代から現在まで、東海エリアのあんこ文化の変遷とトピックスが一目で分かる「東海あんこの歴史年表」などもあって面白い。もちろん、あんこ菓子の紹介もついている。税込み1080円。