東日本大震災から12年。被災地の復興は着実に進む一方、時間の経過や新型コロナウイルスの感染拡大などにより、震災の記憶や被災地への関心は薄れ、風化が進んでいる。同震災で甚大な被害を受けた東北4県(青森県・岩手県・宮城県・福島県)と東京都は、「東日本大震災風化防止イベント~さらなる復興に向けて2023~」を東京・新橋駅東側の汐留地区の「汐留シオサイト」で3月5日(日)から3月11日(土)までの各日11時~19時まで開催している。「想いをつむぎ、未来へつなぐ」をキャッチフレーズに復興支援への感謝を伝え、被災地の今と東北の魅力を発信し、風化防止を図るとともに支援の継続を呼びかける。
会場内に、「応援・感謝エリア」「東北4県エリア」「物販エリア」「東京都エリア」の4つのコンテンツを用意。「応援・感謝エリア」では、東日本大震災を後世に語り継ぐ語り部団体や震災伝承施設を紹介するほか、被災地と首都圏をつなぐメッセージ交換パネルを設置。「東北4県エリア」では、東北4県知事・東京都知事や仙台市出身のプロスケート選手・羽生結弦さんからのメッセージ動画の紹介のほか、震災当時や今の被災地の様子をパネルなどで紹介。「物販エリア」では、東北4県の特産品や日替わりご当地スイーツなどの販売を行う。「東京都エリア」では、東京都から被災地への支援を、パネル展示やVR体験コーナーで紹介する。入場無料。
Instagramハッシュタグキャンペーンも3月11日(土)まで開催中。「東北チャージメシ2023」をテーマに、青森県・岩手県・宮城県・福島県のご当地料理、名産品などを食べたり4県の食材を使って料理をしたりした際の写真をInstagramに投稿した人の中から抽選で100人に、4県の県産品や特産品をプレゼントする。応募方法は、公式アカウント@tohoku.fukkou.ouenをフォローし、「#東北チャージメシ2023」をつけて、写真を投稿する。