生花店や式場などでは、短い役目を終えた花たちが日々、まだ美しいうちに捨てられているという。そんな廃棄予定だった「ロスフラワー」を使用したロビー装飾を、東京プリンスホテル(西武・プリンスホテルズワールドワイド・東京)では年間を通して実施している。
4月22日は地球環境のことを考え、自然に感謝をするアースデイ。東京プリンスホテルでは、“サステナブル”な環境に配慮したホテルを目指すべく、ロスフラワーに新たな命を吹き込む活動をしているRINと協業。まだきれいな状態にも関わらず廃棄されてしまう花を利用して作られたドライフラワーを使用したロビー装飾を、季節に合わせて展開する。四季をイメージした色のドライフラワーを飾ることで、来るたびに違う表情を届ける。直径約1.4mの丸い球体のデザインは、“地球”や“お客さまとの境界線がない世界観”をイメージしているそうだ。
さらに、装飾で使用したまだきれいな花は、香りをつけてポプリとして館内に飾るという。捨てられてしまう予定だった花が、息を吹き返しロビーを彩る様子を見て、地球環境のことを考えるきっかけになりそうだ。