どの家庭にもあるはず・・・。使い切れずに冷蔵庫で余ってしまっている食材や調味料。それらを無駄なく使い切るためのレシピや、食材をおいしく保存するためのテクニックを紹介するサイトが登場。キッコーマン食品(東京)がこの春、家庭での食品ロス削減に役立つ特設サイト「おトクはっけん冷蔵庫 みつけて!あまりんズ」を公開した。
農林水産省Webサイトで昨年6月に公開されたデータによると、国内で本来食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」は年間522万トンあり、そのうち約半数の247万トンが家庭からの食品ロス。同社は、家庭からの食品ロスの要因について、「食べ残し」、賞味期限切れなどで未開封のまま食べずに捨ててしまう「直接廃棄」、野菜の茎や皮など食べられるところまで捨ててしまう「過剰除去」と指摘。同社が今年2月、10~80代の男女約1200人対象に行った調査では、キャベツ・白菜・大根等の大きな野菜や、焼肉のたれ・トマトケチャップなど用途が限定されやすい調味料が、家庭の冷蔵庫に余りやすいことが分かったという。
サイトでは、これらの食材に合わせたおすすめの使い切りレシピや、余りやすい調味料を活用したレシピを紹介。また、キャベツの芯や白菜の外葉など、普段捨ててしまいがちな部分をおいしく調理するレシピや、食材を長持ちさせる保存方法も発信している。食材を上手に保存し、丸ごとおいしく楽しく調理する一助に!