食品もさまざまな形態に加工され、口に入れるまで素材の想像がつかないものが増えてきた。これもどうやって使うかはアイデア次第だ。厚さ0.2mm、薄くても濃い風味の梅干しのシート状食品(橋口加工食品研究所・長崎県長崎市)が開発された。
薄く軽量で保存性のよいこのシート状食品、赤い色のシートはシソ梅干し、桃色のシートは南高梅を原料として作られている。厚さ0.2mm、14×20㎝のシートで、重さは7g。紙のような性状が特徴だ。1枚のシートに梅干し40g(約4個分)が使われていて、濃く深い風味があるという。
そのまま食べることもできるし、保存性と携帯性に優れているから保存食として、また登山や運動時などの携帯食としても利用できる。紙のように扱えるため、もちろんこの梅干し風味を活かした料理にも利用できる。そのうちどこかの店の料理で出会えるかもしれない。