猛暑の冷房同様、冬の暖房も電気代上昇の元。ダイキン工業の「エアコン暖房の節電に関する実態調査」によると、この冬、エアコンの使用を控えようと思っている人は7割にのぼっている。
全国の20~59歳の528人を対象に、10月12~14日に調査。自宅で使っている暖房器具がエアコンという人が78.4%。一般的に冬は夏より電気代が高くなるといわれ、冬の電気代に不安を感じている人が多い。もっとも、冬にエアコンを使用している人の約65%がエアコン運転時にも寒さを感じており、そのうちの約76%は、肌寒くなるとエアコンの設定温度を上げている。そして「冬のエアコンの設定温度を1℃下げると約10%の節電になる」ことを知らない人は8割にのぼった。
設定温度を上げる前に、洗濯物を部屋干ししたり、加湿器や加湿機能付き空気清浄機を使ったりして加湿すると体感温度を高められるという。また、エアコンの風向を下向きにしたりサーキュレーターなどで空気をかくはんしたりすると、足元に冷たい空気がたまりづらくなる。燃料費高騰のご時世、工夫しながら冬を乗り切ろう。