いろんな“アジアめし”を作ってみたいけれど、香辛料や調味料を買っても使い切れるかな、となかなか一歩が踏み出せない。もっと日常的に気楽に作れたら・・・そんな時の参考書になりそうなレシピ集が出た。料理家ワタナベマキさんの『アジアの煮込み』(主婦と生活社・東京、税込み1595円)だ。
日本人の口に合うアジアの家庭料理に定評があるワタナベマキさんの、アジアシリーズ最新刊は「煮込み」がテーマ。韓国料理の定番「チゲ」(鍋)やマーボー豆腐などの中華煮込み、タイ料理の「トムヤムクン」など辛くて酸っぱい魚介スープ、ブロック肉をトロトロに煮込む台湾料理、インドのスパイシーなカレーなど、見た目でも香りでも食欲をそそるアジアの煮込みが勢ぞろいしている。
肉、魚、野菜・豆腐などの煮込みと、カレー・スープの4章立て。煮込みに合う副菜や、煮込みのっけご飯にしたときのつけ合わせにいいピクルスなども含めて64品を紹介。1年中食べたいアジアンレシピ集。新しい調味料を買っても大丈夫そうだ。