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ティモシー・シャラメ「プライベートで日本を訪れたい」 ヒュー・グラント「ウンパルンパはどういうふうに演じたのか分からない」

 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』マジカル・チョコレート・ナイトが20日、東京都内で行われ、主人公のウィリー・ウォンカを演じたティモシー・シャラメ、ウンパルンパを演じたヒュー・グラント、ポール・キング監督ほかが登壇した。

 本作は、『チャーリーとチョコレート工場』(05)で有名なウィリー・ウォンカが、若き日にチョコレート工場を造るまでを描く。

 初来日のシャラメは「皆さんありがとう。後ろの方々も本当にありがとう。東京に来られてとてもうれしいです。ありがとうございます」と笑顔であいさつ。

 一方、何度も来日しているグラントが「日本の方々は、いつも私の作品をとても温かく見てくださっています。あちらの女性以外はね。それは冗談だけど。そして、この作品は本当にティモシーが素晴らしいので、見ていただけたらうれしいです」と語ると、シャラメが「ヒューも素晴らしいです」と返した。

 ウンパルンパを演じる上で気を付けたことを聞かれたグラントは「実は今でもどういうふうに演じたのか、技術的な面では分からないんです。すごく綿密なシステム上で、ちょっとイラっとするような状況での撮影だったのですが、一番覚えてるのはたくさんのカメラが付いているヘルメットをかぶりながら撮影したことです」と明かした。

 日本の印象を聞かれたシャラメは「大好きです。映画の宣伝ではなくてプライベートでぜひ訪れたいと思います」と語り、映画については「ポール・キング監督が素晴らしい脚本を書きました。多分、僕が10歳ぐらいの頃、ジョニー・デップ版を見てすごく感動していた時に、もし自分が将来ウォンカを演じて、東京に来るって言われたら、絶対にうそだって言うと思います」と感慨を語った。

 キング監督は「いろんな方に見ていただけるような映画を作ったつもりです。私の5歳の娘にもこの映画を見て楽しんでほしいし、105歳の方にも楽しんでいただきたいと思います。夢をかなえることもそうですが、世界を変えたいという気持ちを持って、それを友達や家族や、いろんな方と共有していただきたいです。皆さんにこの映画を楽しんでいただきたいと思っています」と語った。

 イベントの最後には、日本語吹き替えキャストの花村想太(Da-iCE)とセントチヒロ・チッチが登場し、ほのかにチョコレートの香りがするチョコレートコスモスの花を来日ゲストにプレゼントした。

 映画は12月8日公開。

(左から)ポール・キング監督、ティモシー・シャラメ、ヒュー・グラント (C)エンタメOVO