地域情報をアプリなどで提供している、ふくいのデジタル(福井市)は、デジタル技術を活用した地域課題解決に取り組む企業や自治体を表彰する政府の「Digi田(でじでん)甲子園2023」で、本選に進出したと発表した。
「デジ田甲子園」(内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局主催)は、2022年度に開始。民間企業・団体部門と地方公共団体部門の2部門があり、地域のデジタルトランスフォーメーション(DX)の優れた取り組みが表彰される。本選は1月17日から2月18日までインターネット投票が行われ、内閣総理大臣賞などが決まる。
ふくいのデジタルは、福井銀行と福井新聞社の対等出資会社として22年9月に設立された。翌月、デジタル決済や地域ニュース配信機能があるスマートフォンアプリ「ふくアプリ」のサービスを開始。23年11月からは福井県のデジタル地域通貨「ふくいはぴコイン」として、県と県内全17市町の施策にも活用されている。累計ダウンロード数は開始約1年で20万を超えたという。
「デジ田甲子園2023」の応募総数は240件(地方公共団体が97件、民間企業・団体が143件)。ふくいのデジタルは、民間企業・団体の本選に進む30件に選ばれた。本選の〝甲子園出場者〟の活動内容は、「デジ田甲子園2023」の専用サイト内で知ることができ、専用フォームからインターネット投票を実施している。