家で飾るおひなさまは静かで優雅。こちらは圧巻ともいえるひな飾りだ。ホテル雅叙園東京(目黒雅叙園・東京)では3月10日まで、館内の東京都指定有形文化財「百段階段」で、「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~百段雛まつり2024」を開催している。なんと1300を超える人形が飾られている。
7つの会場に「百段雛(ひな)まつり」、「座敷雛(福岡・飯塚)」、「うしくのひなまつり」、「清湖雛物語」、「極小の雛道具(川内由美子コレクション)」、「猫たちの雛まつり」、「早春を彩るてまり」とエリアテーマを設け、人形とともにさまざまな趣向の作品を展示している。
2月22日は「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで猫の日。そこで「清方の間」では、「猫たちの雛まつり」をテーマに、現代作家10人の猫が主役のひな人形を展示中。今にも鳴き声が聞こえてきそうな大宴会を繰り広げる創作人形や、陶器や粘土、染めもの、ぬいぐるみなどさまざまな形で表現された、個性豊かな猫雛たちだ。入場料は一般1600円、大・高校生1000円、小・中学生800円(全て税込み)。未就学児無料、学生は学生証の提示が必要。