ソフトウエア関連ビジネスを手がけるキャプテラ(東京都港区)は、インターネットショッピングの行動について聞く「2024年オンライン消費者の実態調査」を実施。「情報収集に最も使われるSNSはユーチューブ」などとする調査結果の概要を公表した。
調査は2024年4月、月に数回以上ネットショッピングしている対象者にオンラインで実施。世界12カ国から回答を得た中、今回は日本での消費行動を探るため、日本の回答者500人について分析した。
日本のネットショッピング利用者の70%がグーグルやヤフーなどの検索エンジンを使って商品やサービスを調べると回答した一方、インスタグラムやTikTok(ティックトック)といったSNSを使うとの回答が28%あった。
オンライン消費者が最も利用するSNSはユーチューブが最も多く67%。X(旧ツイッター)60%、インスタグラム58%、LINE(ライン)47%、フェイスブック 30%が続いた。
ネットショッピングにSNSを利用する目的の1位は「商品検索」(68%)で、「インフルエンサーよりも一般ユーザーのレビューが信頼される傾向にある」ことも分かったという。
キャプテラは、調査結果について「若い世代ほどソーシャルメディアの利用が多いことから、SNSでの商品検索は今後ますます増えると予想される。企業にとっては、SNSでの情報提供やマーケティングの強化が重要となってくる」と分析している。