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栄養状態を尿とアプリで簡単に測定 大塚製薬が「Vivoo」のサービスを開始

栄養状態を簡単に測定できる「Vivoo」の試験紙(左)とアドバイスも表示される専用アプリ(右)

 大塚製薬と米ビボセンス社は、尿をかけた試験紙(ストリップ)をスマホの専用アプリで読み取ることで、栄養状態を簡単に測定できるサービス「Vivoo(ビブー)」を、9月2日から開始した。ビボセンスが開発し世界100カ国以上のユーザーが利用しているサービスを、日本人向けにカスタマイズ。ストリップは4本入り2600円(税込み)のほか、8本入り、12本入り、割安な定期お届け便があり、大塚製薬の通販サイト「オオツカ・プラスワン」で販売する。

 ストリップには尿の成分と反応する物質が含まれており、尿をかけると色が変化。90秒待ってスマホのカメラで読み取ると、専用アプリの人工知能と画像処理技術で①水分レベル②肉/野菜バランス③ビタミンC④食塩摂取量⑤骨の健康にかかわるミネラル⑥酸化ストレス-の6項目が測定される仕組みだ。

製品を手にするビボセンス社CEOミライ・タイフン氏(左)、大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業部でVivooを担当する金澤慎太郎氏

 測定結果は10点満点で表示され、自分の過去のデータや日本人男女の平均スコアと比較できる。結果に合わせ、管理栄養士が監修した食や生活習慣のアドバイスも表示される。

 サービスは18歳以上の健康な人が対象。過去1~3日間の栄養状態が反映されるため、大塚製薬は週に1回、起床時など同じ時間帯に定期的に測定することを勧めている。

 同社は「特定成分の慢性的な過剰・欠乏状態を評価するものではなく、疾病などの診断・治療・予防を目的とするものではありません」と注意喚起した上で「定期的な測定で日々の変化の可視化や行動変容のきっかけにもつながる本サービスを通して、人々の健康をサポートしウェルビーイングな社会の実現を目指します」としている。

「Vivoo」の試験紙と専用アプリ