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静岡市に県内初の障がい者優先スポーツ施設「IAIパラスポーツパーク」が完成 さまざまな障がいに対応 アイエイアイ本社敷地内に

 小型産業用ロボットの開発・設計・製造・販売を行っているアイエイアイ(静岡市)は、本社敷地内に県内初の障がい者優先スポーツ施設「IAIパラスポーツパーク」を完成させ、2024年12月7日(土)11時から竣工式(静岡市清水区庵原町1210 IAIパラスポーツパーク内)を行うことを発表した。

 施設は、クラブハウスを中心に、パラフットボールエリアと多目的エリアを併設し、さまざまな障がいに対応できるようになっている。

 パラフットボールエリアにはフットサルコートと同じフィールドがあり、人工芝にブラインドフットボール(視覚障がい)専用のフェンスを常設。ブラインドフットボールのほかにも、アンプティサッカー(切断障がい)、ソーシャルフットボール(精神障がい)、CPサッカー(脳性まひ)、デフフットボール(聴覚障がい)の練習や試合ができる。夜間用の照明も完備し、観客席は160人を収容。

 多目的エリアは、車椅子バスケットボールや電動車椅子サッカー、ボッチャなどに対応。また、移動式のバスケットゴール(大人用、ミニバス用)も完備し、テントハウス構造のため、雨天での使用もできる。

 本施設建設のきっかけは、アイエイアイの石田徹 代表取締役社長が、パラスポーツの理解、普及のための活動を行っている静岡FIDサッカー連盟の瀬戸脇正勝 理事長から「県内には障がい者専用のサッカーコートがない」という話を聞いたことから。ぜひ協力したいということになったのだという。

 なお竣工式には、人気サッカー漫画『キャプテン翼』の作者・高橋陽一氏が来場し、本施設のために描き下ろした看板の除幕式が行われる。13時からは国内外で活躍する選手が登場し、パラフットボールのオープニングゲームを予定している。観戦希望者は、IAIパラスポーツパークのHPから事前申込制(先着順)となっており一般の方も申し込みできる。