デジもの

JR東海車両の水素エンジン開発 i Laboが性能評価試験開始

「水素エンジンハイブリッドシステム」

 

 水素エンジンの開発・普及に取り組むi Labo(アイラボ、東京都中央区)はこのほど、JR東海の鉄道車両用ハイブリッドシステム向け水素エンジンを開発し、性能評価試験を開始したと発表した。

 JR東海のハイブリッド方式の鉄道車両HC85系の発電機、車両制御装置、蓄電池に対応した水素エンジンを開発した、という。水素エンジンは発電機との組み合わせで水素エンジンハイブリッドシステムに電力を供給する。今回の開発では、水素エンジンや発電機、エンジン冷却装置、消音器などから構成される「水素エンジン発電ユニット」を構築した。

 i Laboは「鉄道仕様に適合するためにエンジン効率などの向上を目指し、製品改良に努める」としている。