カルチャー

1トンの鉄球衝撃に耐える「アタックダンパー」 パナソニック ホームズ「防災持続力を備える家」

 パナソニック ホームズは1月8日、茨城・つくばみらい市の同社つくば工場で、「防災持続力を備える家」の取り組みをメディアに公開した。
 繰り返す大地震でも家がゆがまずに住み続けられる要の技術「アタックダンパー」は、超高層ビルの制震に使われている「座屈拘束ブレース」を住宅用にダウンサイジングしたもので、耐震性が飛躍的に高まっている。この日行われた1トンの鉄球衝撃実験では、一般的なブレースは衝撃によりたわみゆるんでしまったが、「アタックダンパー」には変化が見られなかった。
 パナソニック ホームズは、災害時も生活の基盤となり得る家を目指して、在宅避難できる家で災害関連リスクの最小化に挑戦している。耐震構造や太陽電池による非常電源の確保、貯水タンクによる飲料水の確保だけでなく、 国立研究開発法人防災科学技術研究所が地震発生後に公開する強震観測網. (K-NET,KiK-net)の強震記録を基に 、 建物の被害状況レベルを把握して、オーナー宅への迅速で効率的な同社社員による救援派遣が可能となるシステム「P-HERES(ピー・ハーレス)」を開発し運用している。


パナソニック ホームズ
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