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廃棄物埋め立て処分場に多くのネコたち 連日の猛暑、大丈夫かな

 

 東京都江東区に、東京ドーム約42個に相当する広大な廃棄物埋め立て処分場がある。家庭ごみやプラスチック、建築廃材などが層状に埋め立てられた場所。ここにいるネコたちを保護している「東京都人と動物のきずな福祉協会」(東京)によると、まだたくさんのネコたちがこの場所に取り残されているという。

 埋め立て処分場は東京都環境局によって管理され、立ち入り制限がある。そこで同福祉協会では、地元ボランティアの申請で立ち入りの許可を受け、日曜日の2時間、捕獲器の設置などを実施。これまでに11回現場に入り、計33匹のネコを保護した。すべて不妊・去勢手術が行われていない個体だったといい、協力動物病院で医療を受けた後シェルターに収容し、新しい家族を探している。 7月13日には、これまで捕獲器を設置してきたエリアとは別の場所に、推定50匹ものネコが取り残されているという情報が寄せられた。「連日の猛暑のなか、ネコたちは今この瞬間も命を落としているかもしれない」として、東京都に対応を要望しているほか、保護や医療、譲渡先を見つけるまでの費用を集めるため、クラウドファンディングも実施している。