高原の風に吹かれて、秋の花畑を眺める。酷暑の夏に夢想していた風景がもうすぐそこまでやってきている。九州最大規模のケイトウ畑が高原を染め上げる「くじゅう花公園オータムフラワーフェスタ」(笑5株式会社・東京)が、9月13日(土)から大分県竹田市のくじゅう花公園で開催される。
この公園は、22万㎡に広がる西日本最大級の花のテーマパークとして、春から秋まで約500種、500万本の花々が咲き誇る癒やしの空間。期間中は、6万株のマリーゴールド、7万株のケイトウのほか、コキア、サルビア、ベゴニア、千日紅など秋を象徴する花々が公園を埋め尽くし、視界いっぱいに広がる花景色が来園者を包み込む。
今年の注目は、九州最大規模のケイトウ畑。選ばれたケイトウの品種は、色彩の鮮やかさと草姿の美しさが特徴の、英国で開発された品種 「ブライトスパークス」だ。情熱的で深みのある赤「スカーレットシェード」、落ち着いた赤紫「バーガンディ」、黄金色に輝く「ブライトイエロー」の3色が、園内で最も景観の良いエリア「高原の彩」を彩る。遠くからでも際立つカラーパレットは、秋空を背景にまるで絵画のような光景を描き出す。
人気スポット「秋彩の畑」では、4万株の花々による色鮮やかなパッチワーク寄せ植えが、みはらしの丘に登場。10月上旬から最大の見ごろを迎える。
そして“季節の訪問者”、アサギマダラにも出合えるかもしれない。住む場所を変えながら長距離の移動「渡り」をすることで知られているアサギマダラ。9月下旬から園内に姿を現すようになり、10月中旬には南方へ姿を消すという。クレマチスガーデンには、アサギマダラが好む花「フジバカマ」があり、これを目がけてピーク時には数百頭が乱舞する。
開催期間は9月13日(土)~11月3日(月・祝)まで(期間中無休)。開園時間は8時30分~17時30分(最終入園17時)。入園料は大人(高校生以上)1300円、小人(5歳以上)500円。