美術館のゆったりとした空間は、作品鑑賞を脇に置いてもなかなか魅力的な場所。普段は小さな子ども連れで行くのは難しいが、京都国立近代美術館では12月23日(火)~2026年3月8日(日)の期間、美術館デビュー応援プログラム2025「リング・リング・ロング」を開催する。美術館の1階ロビーが、小さな子どもたちとのんびりリラックスして過ごせる場所になる。
琵琶湖疏水に面した美術館1階のロビーは、いつでもだれでも訪れることができるフリーゾーン。壁にはイギリス人作家のリチャード・ロングが1996年に描いた大きな作品があり、訪れる人たちを出迎える。会期中は、子どもたちと一緒に楽しめるプログラムがいろいろ。例えば「ミニミニ人間になって たてものを めぐろう」。美術館の建物をじっくり見わたすと、丸、三角、四角の形や、ざらざら・つるつるの素材、変わった形の手すりや階段などがあちこちにあり、これを探険しようという企画。2026年1月31日(土)①11時~②13時~③15時~(各回1時間程度)で、対象は小学1~3年生とその保護者。定員は各回6組、事前申込制で参加費は無料。
また、隣接する部屋で講演会や上映会などのイベントが開催される時は、いつもより小さい声で話す「ありさんのじかん」を設ける。静かにするのもちょっと楽しくなるタイトルだ。
2026年2月14日(土)には、「みんなでつくるリングロングお面ワークショップ」を開催。美術館から出てきたカラフルな紙や、毛糸や段ボールなどの素材を切ったりちぎったりして、まんまるのお面に貼り付けて自分だけの“リングロングお面”を作る。顔にはめてもいいし、ロビーにあるリチャード・ロングの作品と一緒に写真を撮るのも楽しそう。ワークショップは①10時30分~②13時~③15時~(各回1時間程度)で、対象は3歳以上。事前申込制。
美術館は、月曜日、年末年始(12月30日~1月3日)は休館(ただし1月12日(月・祝)、2月23日(月・祝)は開館し、翌火曜日が休館)。










