絵本も美術館の絵画も、絵を楽しむという点では同じ。相通じる視点をもって双方を並べて眺めてみるのは面白い。『ミッフィーとはじめてのアート』(河出書房新社、税込み1892円)が10月27日(月)に発売される。フェルメールや草間彌生、モネ、ピカソなどのアートのエッセンスをミッフィーと一緒に楽しむ、子どものためのアート入門書だ。
例えばフランス・アルルで過ごした部屋を描いたゴッホの作品や、シュルレアリストのマグリットが描いた「ゴルコンダ」など、大人も子どももさまざまな視点で見ることができる絵とミッフィーの絵が並び、絵を見る楽しさや新たな発見が得られる。巻末には、ミッフィーを描いたディック・ブルーナの絵本ができるまでの工程も掲載しており、絵本がより身近に感じられる。
今年はミッフィー生誕70周年で、「誕生70周年記念 ミッフィー展」が日本全国を巡回している。そごう美術館(そごう横浜店)では11月4日(火)まで、12月6日(土)~2026年1月18日(日)は松阪屋美術館(松阪屋名古屋店)で開催される。