“元祖”や“発祥”という文字がつく場所やお店は少なくないが、単なる“修飾語”と化し、本当の元祖か確認してみることもほとんどないのではないか。その点をしっかり解説してくれている本を手に、発祥の場所を巡るのは面白そうだ。『発祥の店、最古の地 日本の「はじめて」をめぐる旅』(小林知之著、イカロス出版)が、このほど発売された。
さまざまな分野で「発祥・最古」の店や土地が存在するが、なぜその店や土地が発祥・最古となったのかについては、土地柄や歴史上の出来事が関係しており、背景は多様だ。この本では、日本全国の発祥・最古の中から著者が気になったものを、「たべもの」「モノ・文化」「47都道府県」と3つのジャンルに分けて分かりやすく紹介している。
コンビニエンスストア24時間営業発祥の地やご当地ラーメン、ハンバーガーチェーンの発祥、仙台の牛タンやデコトラと呼ばれるデコレーショントラック、ゲートボールなど、その源泉をたどっている。巻頭では東京都中央区の発祥の店や場所を取材して掲載。普段気にかけていない場所が発祥の地だったと知ると、いつも見ている場所でも新鮮に感じることができそうだ。写真と解説に加え地図も併せて掲載。気になった店や場所へ足を運ぶためのガイドブックとしても活用できる。税込み2200円。










