ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が登録する「世界遺産」の中の「文化遺産」に、新潟県の佐渡銀山が2024年夏、加わった。この「世界文化遺産」は、どのような基準で決められているのだろうか? 芝浦工業大学(東京)は、「世界遺産」を切り口に文化遺産を多角的に学ぶオンライン公開講座「世界文化遺産 ~都市と建築の未来を考える~」を、1月24日(土)10時~11時30分に開催する。対象は高校生以上。
世界文化遺産の建築物を紹介し、保存や継承などについて解説する講座。講師は、世界中の遺跡や記念物の保存に取り組む日本イコモス委員会にも所属する同大建築学部准教授の岡崎瑠美氏。
同大は、文化遺産を守り現代社会に生かすことは、文化の継承と持続可能な社会づくりに直結する重要なテーマと位置付ける。しかし現在、自然災害・気候変動・開発・オーバーツーリズムなどにより、その保存と継承は大きな課題に直面しているという。同講座では「世界遺産」を切り口に文化遺産を多角的に解説。単に遺跡や名所を紹介するのではなく、なぜ保存するのか、どのように現代社会に文化遺産を生かせるのか、未来に向けて何を残すべきかという問いを、参加者と共有していく。
参加費は2000円。当日のオンライン講座に参加できなかった場合も、オンデマンドで2月6日(金)~20日(金)の期間に視聴することができる。受講希望者は、「公開講座について」を必ず読んだうえで、同大ホームページの講座詳細ページから申し込む。










