慌ただしい年の瀬を迎え、最大9連休となる年末年始の休暇を心待ちにしている人も多いのでは。なかでも帰省を予定している人は、手土産をどれにするか考えているところかもしれない。そんな中、マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京)は、全国20歳~69歳の男女を対象に「帰省土産に関する調査(2025年)」を実施した。調査期間は12月12日~12月14日で、有効回答数は1100サンプル。
まず、「今年の年末年始に帰省する予定があるか」という質問には、半数以上の53.4%が「実家住まい、もしくは実家近隣に住んでいるため帰省する必要がない」と回答。「帰省する予定がある」人は21.1%だった。
帰省する予定の人に、「手土産にかける予算の変化」を尋ねると、75.9%が「昨年並み」と回答。15.9%が「増やす」意向で、8.1%が「減らす」意向だった。
年末年始に帰省したことがある人に、「手土産を選ぶ際に重視する要素」(複数回答)を聞くと、「日持ちがして保存がしやすいこと」(27.8%)が「価格帯」(24.4%)を上回りトップに。以下、「相手の好きなもの」(23.4%)、「自分でも食べてみたいと思っていたもの」(21.3%)、「持ち運びしやすい大きさ・重さであること」(17.7%)が続いた。
同じく年末年始に帰省したことがある人に、「手土産で悩んでいること」(複数回答)を尋ねると、「何を買えばよいか分からない、思い浮かばない」「毎年同じ商品は渡せないため、新しいものを探すのが面倒」「手土産が荷物になり、移動中に持ち運ぶのが大変」「おいしさと値段のどちらをとるか板挟みになる」「相手の好みがわからず、本当に喜ばれているか不安になる」が僅差で上位に並んだ。
今年(2025年)の年末年始に帰省しない人に、その理由(複数回答)を聞いたところ、最も多かったのは「自宅でゆっくり過ごしたいから」(31.1%)だった。以下、「費用を節約したいから」(15.3%)、「親族への配慮」(12.2%)、「仕事やアルバイト等、勤務予定がある」(11.7%)、「年末年始に帰省することは義務だとは感じていない」(11.7%)と続いている。










