昨年は記録的な猛暑だったが、猛暑だった年の翌春は、スギ花粉が猛威を奮うため、今シーズンは花粉症の人はつらいシーズンを迎えることになりそうだ。既に花粉症に悩んでいる人も少なくないかもしれない。そうした中、マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京)は、全国20歳~69歳の男女1100人を対象に「花粉症に関する調査(2024年)」を実施。「アレルギーの有無」「現時点の花粉症症状」「今後の対策方法」「やりたい・気になっているアレルギー対策」などについて、2月2日~4日に期間にヒアリングを行った。
それによると、何かしらのアレルギーを持っている人は5割。「花粉症」を持っていると答えた人は30.3%で、実に3人に1人は花粉症に苦しんでいることがわかった。ここから花粉症はシーズンが本格化してくるが、既に2月の初めの段階で、72.1%の人が何らかの症状を感じているという。具体的には、「鼻水」「目がかゆい」「鼻づまり」「くしゃみ」の症状を感じている人が目立っている。
一方、花粉症対策で取り組みたいことを聞くと、「処方薬」「市販薬」を飲む薬物療法、「マスク・メガネの着用」でアレルゲン侵入予防 、「睡眠をしっかりとる」など生活習慣の改善をあげる人が多い。「乳酸菌を意識的に摂取する」も25%いた。性別でみると、男性よりも女性の方がいろいろな対策を講じている様子だ。