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「夏の疲れが抜けない」は“秋バテ”かも? 医師が教える、夏の終わりから始めたい対策とは

 秋に心身の不調を感じて、「夏の疲れが残っているかも」と思った経験はないだろうか。実はそれは“秋バテ”だったかもしれない。大正製薬が20代以上の男女1000人を対象に実施した調査では、過去3年間に夏から秋にかけて何らかの体調不良を感じた人が658人に上り、約7割が“秋バテ”の可能性がある症状を経験していた。

 症状で最も多かったのは「疲れが抜けない・だるい」で418人。続いて「やる気が出ない」(283人)、「体が重い」(270人)、「頭痛・肩こり」(231人)、「睡眠の質が落ちる」(223人)となった。

 

 秋バテは、夏の暑さによる疲労や睡眠不足、食欲低下などが蓄積したところに、秋口の気温や気圧の変化が加わり、自律神経のバランスが乱れることで起こりやすいという。

 済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜医師は、まだ暑さが残る時期には、夏と同じように「冷却+水・塩分」を意識することが重要だと指摘する。気温が下がると水分補給を忘れがちだが、汗をかけば体から水分や塩分が失われるためだ。暑い日は、細かな氷の粒が入ったシャーベット状のドリンク「アイススラリー」などを活用する方法もある。

済生会横浜市東部病院 患者支援センター長の谷口英喜医師

 食欲が落ちている場合も、できる範囲で栄養を補いたい。3食のリズムを整え、イカやタコ、ホタテ、アサリなどタウリンを含む魚介類を食事に取り入れるのも一案。食事が難しいときは、ゼリー飲料などを利用する方法もある。

 さらに、睡眠、入浴、運動もポイント。就寝1~2時間前の入浴、朝に太陽の光を浴びる習慣、10~20分程度の軽いウォーキングなどが生活リズムを整える助けになるという。

秋バテ対策は「秋になってから」ではなく、夏の終わりから始めることが大切だ。長引く不調や日常生活に支障がある場合は、自己判断せず医療機関に相談しよう。