夏休み、帰省のほかにも、両親と一緒に旅行というスタイルで親孝行した人もいたかもしれない。コロナ禍後の親孝行という話も耳にするが、諸々物価高騰の折、費用負担はなかなか厳しいものがある。顔を見せるだけ、一緒に旅行するだけでも親孝行、費用はよろしく、という人も少なくないようだが、「義理の家族との旅行費用」についてのアンケートによると、そもそも「義理の家族と旅行はしない」(46.9%)という回答が最も多かった。
ママ向け情報サイト「ママスタ」(インタースペース・東京)で7月13〜14日、子どもがいる、または妊娠中のママたちに調査、2671人が回答した。「義家族と旅行をするとき、費用は誰が出しますか?」という質問に、「義両親」「自分たち」「半分ずつ」「義理の家族と旅行はしない」の4つの回答を設定した結果。旅行しないという多数派は、「価値観が違うから」「仲はいいが旅行はしたくない」などが理由。一緒に旅行する人で「費用は義両親が出す」と回答した人は全体の21.1%。「申し訳ないと思いつつも甘えている」「自分たちが出してもあとからお金を渡される」といった声もある。
「半分ずつ」と回答した人は20.5%。「自分たちの分は自分で出すことにしている」「お互いにどちらかに負担をかけるという考え方がない」など。最も少なかったのが「自分たちが負担する」という人で11.5%。お礼や親孝行になるから支払うという理由のほか、「旦那が相談もせずに義両親を誘っていて不満」「9割は自分たちが出しているけれど、4割程度は負担してほしい」など、内心ではモヤモヤを抱えているケースもあった。