最近は、ペットで飼う猫に、どんな名前を付けているのだろうか? マンガ「サザエさん」に登場する磯野家の飼い猫の名前は「タマ」で、かつては猫の名の定番だった。時代の流れとともに人気の名前は変わっていると思われるが、アニコム損害保険(東京)は、2月22日の「猫の日」にあわせ、ペット保険「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の猫、約5万4000頭を対象とした「猫の名前ランキング2023」と「人気猫種ランキング 2023」を発表した。
それによると、総合ランキングでトップになったのは「ムギ」──これは4年連続の快挙で、定番の猫の名前になりつつある様子。性別でも、男の子部門では昨年と同じく3位に、女の子部門では5位から2位へとランクアップした。このほか、昨年7位だった「ルナ」が3ランクアップ。昨年のトップ10圏外からは「マル」と「ベル」がランクインしている。一方で、昨年4位だった「ココ」が5位、6位だった「キナコ」が7位にランクダウンするなど3位以下の順位に変動が見られた。
男女別のランキングでは、男の子部門で「レオ」が6連覇を達成。2位「ソラ」、3位「ムギ」と上位は変わらない。女の子部門は、「ルナ」が昨年3位からランクアップし1位を獲得。2位は昨年5位だった「ムギ」が「モモ」を抑えてランクインした。
漢字で表記される名前では、男の子は「福」が2020年から3連覇を達成していた「茶々丸」を抑えてトップに。女の子は「麦」が昨年5位から一気に1位を獲得した。
人気の猫種では、「スコティッシュ・フォールド」が15年連続1位。愛らしい丸顔、ずんぐりとしたフォルム、人懐こい性格が魅力のようだ。以下、混血種(2位)、マンチカン(3位)、ラグドール(4位)と続いている。
今回の調査は、2022年2月1日から2023年1月31日にアニコム損保の「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の猫5万3641頭の名前、品種を集計してランク化した。