まめ学

ペットの犬や猫の長寿化が進んでいる 猫は品種でかかりやすい病気が違う!?

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 できれば、家族の一員でもあるペットの犬や猫には長生きして欲しい──そう思っている人は多いことだろう。そうした中、犬と猫の平均寿命は年々伸び、ペットの長寿化が進んでいる。アニコムホールディングス(東京)がこのほどまとめた「アニコム 家庭どうぶつ白書2022」によると、犬と猫の平均寿命を調査したところ、犬は14.1歳、猫は14.4歳と、いずれも過去最長を記録した。

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 調査は、2008年4月1日~2021年3月31日までに、アニコム損保のペット保険の契約を開始した犬および猫を対象に、年度ごとに各年齢での契約頭数と、それらのうち死亡解約の届け出があった頭数を集計、0歳時点での平均余命を平均寿命とした。

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 一方、この調査では、猫の契約件数が増加していることで、猫がかかりやすい病気について集計。その結果、たとえば、混血猫は「歯周病/歯肉炎」や「肝酵素上昇」、スコティッシュ・フォールドは「関節炎」や「弁膜症」、アメリカン・ショートヘアーは「腎結石」や「心筋症」といったように、品種によってかかりやすい病気が異なることが明らかになった。

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 また、近年では、災害時のペットの避難に関して話題になることが多いが、ペットに関わる防災対策については約8割の人が何らかの対策を行っている様子。ただ、避難訓練に実際に参加したことがある人は2%にとどまっている。