とくに予定がないGW、せめて石でも触って自然のエネルギーを吸収したいと思い、天然石の展示販売会に行ってきました。出展している方々も石愛にあふれていて「この石は光を当てると色が変わるんですよ!」と見せてもらったり、「いっぱい触ってあげてくださいね。石も喜びますよ」と優しそうな店主の男性に囁かれたり、石まみれの楽しい時間でした。
そんな中、石だけでなく大英博物館の鉱石のハガキなどディープな品を並べているブースに、気になるものを発見。茶色の素朴な人形で、頭部にヘタのようなものがついています。もしかしてこれは…タイの木になるという人間の形をした実でしょうか? 店主の男性に聞くと「そうです。マカリーポンです。石を仕入れにタイに行ったときに見つけました」とのこと。まさか実在しているとは!と驚きました。マカリーポンはタイで古くから言い伝えられている果物。「ワクワクの樹」という木になる半人半植物の実で、若い女性の姿をしています。起源はインドで、インドラという神様が聖者の煩悩を試すために創られたとも言われます。

たしかにフィギュアの元祖的な美少女の裸の人形なので、人によっては煩悩を刺激されるかもしれません。ヒマラヤの奥地の聖なる森の木から生まれて、成長して地面に落ちてからは1週間しか生きられず、死ぬときに「ワクワク!」と叫ぶという、ミステリアスな果物。今、目の前にある4体の人形は、もう亡くなって干からびた状態なのでしょうか。人形は2体がセットになっていて、店主によると小さめの一対は3800円、大きい一対は9千円だそうで、伝説の果実にしては意外と手頃です。
何かが宿っていそうで連れて帰る勇気はありません。「ご利益はなんですか?」と聞くと「恋愛運や結婚運、夫婦円満などわかりやすいご利益があるそうですよ」とのこと。友人の結婚祝いなどに喜ばれる・・・でしょうか。どちらかというと土着的な呪物の風情もあります。お供えも必要そうです。
調べると木になっている写真もあって、ヘタから黄緑色の女体の果実がぶら下がっているのがにわかに信じがたいです。店主によると、果物に人間の形の核を仕込むことで、このような形で量産できるとのことですが、そんな技術が可能なのか素人にはわかりません。この日、帰ってから夜、軽い金縛りに遭ったので、何らかの力があることは間違いなさそうです。遠出しなくても国内でも十分に異世界を感じることができました。









