エンタメ

葵わかなが語る“お金の使い方” 「これにいくらかけられるか、自分の中の価値を考える」【インタビュー】

葵わかなが語る“お金の使い方” 「これにいくらかけられるか、自分の中の価値を考える」【インタビュー】 画像1

 葵わかなが主演する、土ドラ「三千円の使いかた」が、2023年1月7日から、東海テレビ・フジテレビ系で放送開始となる。本作は、家族3世代、4人の女性が、金と人生の悩みに向き合い、たくましく乗り越えていく姿を描いたホーム“マネー”ドラマ。主人公の御厨美帆を演じる葵に、撮影の裏話や“お金”について語ってもらった。

葵わかな(ヘアメーク:竹下あゆみ/スタイリスト:岡本純子) (C)エンタメOVO

-出演が決まったときの感想は?

 すごくうれしかったです。原田ひ香さんの原作小説も読ませていただき、とても面白いお話しだったので、ぜひやらせていただきたいと思いました。

-脚本を読んで、どんなところに本作の魅力を感じましたか。

 原作もそうですが、脚本もすごくリアルだと感じました。(葵が演じる)美帆とは同い年なので、美帆がまだ将来について何も考えていないというのもすごく共感できました。将来について考え出すのは、24歳だというのもすごく納得できます。23歳ではなく、25歳だと遅くて、24歳。その後のストーリーの中で、美帆は成長していきますが、その成長も決して一足跳びではなく、段階を踏んでいるというのも、現実味があると感じました。最後まで続きが気になる脚本でした。

-美帆に共感できるということですが、具体的にはどんなところに?

 24歳の美帆は、会社に勤めていて一人暮らしをしていて、自分自身が一番大切な時期だと思います。大学を卒業して働き出したばかりのこの時期は、充実していて、その生活だけで事足りているというのがすごくよく分かります。やはり同世代の友人と話していても同じことを言っていますし、美帆はまさに等身大の女の子だと思います。そんな美帆が、あることをきっかけに将来を見つめ直し、自分はどうなるんだろうと貯金や節約を通して自分の将来設計を考えるようになっていきますので、私だけでなく、きっと多くの方に共感していただけると思います。

-葵さん自身は、将来設計をどのように考えていますか。

 正直なところ、美帆と同じで、まだ分からないです。考えなければいけないと思いつつ、目の前のことを頑張ることに一生懸命で、今日、明日、あさってを大切にすることだけになってしまうので、今回、この作品に携わったことで改めて考えようと思います。

-劇中には、たくさんの「節約術」も登場しますが、葵さんがしてみたいと思った節約術は?

 「固定費を削る」というのは現実的ですし、いい案だと思いました。美帆は「固定費って削れないから固定費なんでしょう?」と(劇中で)言いますが、お姉ちゃんはやりくり上手でうまく節約しているので、私もドラマを見て学びたいと思います。

-最近、印象に残っている買い物は?

 少し前に断捨離をしたので、今はあまり買い物をしないようにしているのですが、欲しいものはたくさんあります。本当に欲しいのか自分に問い掛けている段階で(笑)。

-欲しいのか問い掛けているものとは、どんなものですか。

 お誕生日に頂いたボディークリームがすごく良かったので同じものが欲しいのですが、自分の中では毎日のケアに使うには少しぜいたくをし過ぎかなと思うお値段なので、どうしようかなと(笑)。あとは、冬になって、いろいろな入浴剤を試しているのですが、ちょっといい入浴剤を買ってみたいけれど、それも毎日のものなので迷っています(笑)。私は、それほどお金にシビアなわけではないのですが、これに自分はいくらかけられるんだろうと自分の中の価値を考えるようにしています。お金をかけ過ぎてしまうと、幸せ以上のものになってしまう気がして。

-なるほど。2023年はこのドラマからスタートとなりますが、改めて2022年を振り返って、どんな1年でしたか。

 2022年は、舞台に2本、出演させていただき、その後も撮影が続いていて、忙しかったなと思います。その分、この先も続いていくようなすてきな出会いも多く、いい時間を過ごせたと思います。今年だけでは終わらない出会いがあって、学ぶことの多い充実した1年でした。