-タイトルにちなみ、お二人が「合理的にあり得ない」と思いながらも、ついついやってしまうことはありますか。
松下 夜中におなかがすいて、何かを食べちゃったときとか。あり得ないな、全然合理的でないなと罪悪感を覚えたりしますが、さっき天海さんが「夜中に何を食べようと、めちゃくちゃおいしい物を食べたんだから、それで幸せだと思うことが大事」とおっしゃっていて。そのマインド、めちゃくちゃいいな、取り入れようと思いました。
-それはラーメンなどですか。
松下 ラーメンしかり、カレーしかり。たまに夜中の2時、3時とかにカレーを食べたりするんですよ。
天海 分かる! それがいけないんじゃないの? 松下くんが、朝、あまり食べられないの、そのせいだと思う。
松下 それ、絶対にあると思います(笑)。
天海 でもおいしいんだよね。
松下 どうしてもカレーを食べないと寝られない、みたいなときがあって。そのときは、すごく自分を責めたんですよ。でも、責めちゃいけないんですね。
-天海さんも夜中に何か食べたりするのですか。
天海 食べる、食べる! カップラーメンとかもりもり食べるよ。「うわ~、おいし~い!」って思いながら食べています。
-物語の中で、涼子はハバネロなど、辛いものを食べるシーンが多数登場しますが、自分が今ハマっている食べ物、あるいはお守り的な食べ物はありますか。
天海 梅干しは毎日絶対、一粒は食べます。本当は一粒ぐらいがいいのでしょうが、一粒以上食べてしまうかも。持ち歩いています。現場ではお弁当が多いじゃないですか。お弁当に1個はあるとうれしい。あと粉さんしょうがあると、どんなお弁当も、料亭の味になるのよ。
松下 へ~! すごい。
-粉さんしょうも持ち歩いているのですか。
天海 そう。ドラマが始まると、七味と粉さんしょうと梅干しと、あと振りかけみたいなものは、全部持っていきます。すると、お弁当がとても豪華になるので。
松下 梅干しはタッパーか何かに入れるんですか?
天海 今は個別で袋に入っているのが売っている。スタジオ撮影が続くときはタッパーに入れたりもしますが、袋入りは便利ですよ。
-塩分は気にせず…ですね。
天海 いいお塩は、取らなきゃいけないんだよ! 減塩、減塩とおっしゃるけれども(笑)。塩分があった方がおいしいじゃないですか。おいしいな~と思って体に入れたら、体にいいものになると私は個人的に思っている。医学的には違うかもしれませんが。
松下 僕は、ハマっている食べ物…。何だろうな。冷蔵庫に必ず卵と納豆は入っています。
天海 素晴らしい!
松下 納豆と卵があれば生きていけます。卵かけご飯にしたり、うどんに入れてもいいし、パスタを作るときも、煮物を作るときも絶対に卵は入れます。
(取材・文/山中京子)
ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は、カンテレ・フジテレビ系で4月17日スタート。毎週月曜午後10時から放送。