バラエティーや映画やドラマといった映像作品だけでなく、朝の情報番組やトーク番組にもレギュラー出演し、多岐にわたって活躍しているHey! Say! JUMPの伊野尾慧が、4月9日から上演されるブロードウェイミュージカル「ハネムーン・イン・ベガス」でミュージカルに初挑戦する。本作は、ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィの結婚までのドタバタな恋愛騒動を描いたコメディーミュージカルだ。伊野尾に初ミュージカルへの意気込みを聞いた。
-ミュージカル初挑戦への意気込みを教えてください。
新しい自分が見せられるように。それから、見に来てくださる方々に楽しんでもらえるように、頑張りたいと思います。
-(取材当時)すでに準備は始めているのですか?
本当にミュージカルは初めてなので、このお話をいただいたときに、できる限り早くから準備を始めたいというわがままを言わせてもらい、歌の練習は長めにとっていただいています。これから、体調や喉のケアもどうするかは考えていかないといけないと思っているので、経験者の人たちの話も聞きながら考えていきたいです。
-歌稽古がスタートしたと聞いていますが、今現在、苦労していることはありますか。
楽しくやってます。そんなに長時間、拘束されるというわけではないので(笑)、すごく楽しいです。
-自分の中で課題が見えたり、自分の歌の特徴に気付いたり、何か新しい発見はありましたか。
これまでHey! Say! JUMPというグループでいろいろな楽曲を歌わせていただいてきましたが、やっぱりポップスのアプローチとはかなり違うというのは感じています。最近のJ-POPはキーレンジもかなり高いのですが、今回は、普段、僕が歌っているよりも低いキーが多いので、そこが難しいところではあります。
-ストーリーについても教えてください。最初に台本を読んだときは、どのような感想を持ちましたか。
正直なところ、「よく分からない」(笑)。どこで歌って、どこで話しているのかが、分からなくて。僕、そもそもミュージカルの台本の読み方も分からなかったんですよ。でも、稽古を重ねて、歌を覚えて、改めて台本を読んで、ようやく理解が深まって面白い作品だなと思いました。
-ミュージカルの台本は、普段、目にしている例えばドラマなどの台本とは全然違うものでしたか。
基本的なスタイルはそれほど変わらないです。台本だけでなく、歌は譜面も見ないといけないので、そこが違うなと感じたところでした。
-なるほど。伊野尾さんが演じるジャックという人物については、どう感じていますか。
ベッツィのことが大好きな人。でも、なかなか結婚を決められない。それもお母さんへの思いがあってのことだと思うので、悪い人ではないんだと思います。
-共感できるところはありますか。
ギャンブルのシーンかな(笑)。カジノのシーンが出てくるんですが、そこは演じるのも楽しみですね。最終的に1対1で対決するというシーンなので、どれだけヒリヒリした感じを出せるかと考えていたのですが、そのシーンではどうやら歌うみたいなんです。歌で表現するというのが、ちょっと想像していたのと違いましたが、逆にどうなるのか楽しみです。