-目黒さんらしさを出しつつ、ドラマを見ている皆さんにも分かりやすいナレーション的なニュアンスでしょうか。
それもありますが、そこにただ声を当てているだけではなくて、後々に明かされてくる別の意味もある、といったようなストーリーを自分の中で組み立てながらやっています。
-第3話まではナレーションのみでの出演でしたが、周囲からの反響はどうでしたか。
グループのメンバーも深澤(辰哉)くんや阿部(亮平)ちゃんがドラマを見てくれていて、1話の放送後すぐに連絡をくれて「役は判明しなかったけど、ナレーションの声すごく良かったよ」って言ってくれました。あと妻夫木さんが現場で褒めてくださったり、原作者の早見(和真)さんに「あのくだりの流れも良かったね」みたいなことも言っていただけた時は、すごくうれしく感じています。
-本作は“継承”が一つのテーマとなっていますが、目黒さんが身を置く芸能の世界もさまざまな形で継承されていく部分もあるかと思います。これまでに“この人のこういう芸を習得したい”など、目黒さんが目標や指標とした方はどなたかいらっしゃいますか。
まさに今この現場で、そのようなことを自分自身ものすごく感じているのかなと思います。この作品は人間の継承の物語でもありますけど、僕自身も現場で妻夫木さんや浩市さんのお芝居を見て、一緒に物作りをしていく中で、一つでも多くのものを拾っていって自分のものにして、“継承するんだ”という気持ちで取り組んでいるところなんです。
-本作で初共演となる妻夫木さんの印象や、実際に現場で共演して感じたことなどはありますか?
妻夫木さんは優しさがにじみ出てるようなイメージの方で、やっぱり実際お会いさせていただいてからも「優しいなぁ」っていう(笑)。僕のクランクイン前から今でも頻繁に連絡をくださいますし、撮影の合間には「あ、ちょっとそこ立ってて、写真撮るから!」って、まるで妻夫木さん演じる栗須の秘書的なテンションで僕の写真を撮ってくださったり(笑)。何かお父さんのような、お兄さんのような、本当に優しくて愛がある方なので、「目黒でよかった」って思ってもらえるようないい芝居をして、頂いた愛を少しでも返したいなと思っています。
-目黒さんが思う、この作品の魅力を教えてください。
魅力はいっぱいあると思うんですけど、レースのシーンで気づいたら前のめりになって応援しているみたいな、ちょっと熱くなるものがあったり、そんなつもりなかったのに見ていたらちょっと涙が出てくるような、そんな魅力もある作品だと思っています。
-第5話の見どころについても、聞かせてください。
第4話で耕造に隠し子がいることが分かったことを受けて、第5話では耕造の過去やその背景をさらに深掘りしていくお話になっています。また一つ“ザ・ロイヤルファミリー”という物語が、いい意味でちょっと混沌としてくるというか。早く続きが見たくなるような展開になっていると思います。










