世界各国の議会選挙の投票率ランキングで、日本は194カ国中139位と最下位レベル。今夏の参議院選挙でも全体では52.05%と若干上向いたものの、若者の投票率の低さなど問題は山積だ。そこで、子どものうちから政治に目を向けるきっかけを作ろうと、「冬休みこども国会2022予算委員会編」(CHEERS・東京)が国会議事堂、衆議院第一議員会館で12月26日に開かれる。30人の小学生議員が、国家予算と107兆円の予算案を超党派議員・財務省職員に提案する。
まず、「予算とは?」「歳入・歳出とは?」について身近な暮らしから想像して学んだあと、日本の国家予算107兆円について、その内訳や実績について学ぶ。そして「誰もが暮らしやすい社会にするには?」をテーマに、グループに分かれて来年の日本の予算案を作成、超党派議員・財務省職員へのプレゼンテーション、こども同士での予算会議を行う。
ふだん会うことのない国会議員との意見交換や、多様な価値観が入り混じるグループで1つの予算案を作成していく中で、政治への当事者意識や多様性への理解を促進するのが目的。さて、どんな予算案ができるだろう? 小学3年生以上が対象で、参加人数は30人、参加費は無料。参加してみたいなら今すぐエントリーを。