大和ハウス工業(大阪市)はこのほど、石川県加賀市と「持続可能なまちづくり」に関する包括連携協定を締結した、と発表した。
同社は1976年から、加賀市で1400区画を超える戸建住宅団地「加賀松が丘団地」を開発してきた。開発から40年以上が経過した同団地では、住民の減少や少子高齢化、空き家問題などが課題となっている。このため今回、加賀市との連携を強化し、団地が抱えるさまざまな課題の解決を踏まえた「持続可能なまちづくり」に取り組み、推進するための包括連携協定を締結した。
具体的には、デジタル技術の活用や、新しい住まいの提案、地域の安全・防災の推進、空き地・空き家などの利活用、子育て支援推進、就労支援、地域の医療・介護・福祉の充実、移動手段の確保、用途規制緩和などで連携を深める。
大和ハウス工業は「協定締結により、加賀市と共に、人口減少や少子高齢化に起因するさまざまな地域課題の解決を目指す」としている。