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「カスタマーハラスメント」問題の最前線を知ろう 社労士から実態と対策を学べるオンラインセミナーを開催

 “お客さん”だからといって、店の従業員等に理不尽な要求や不当・悪質なクレームをぶつけるのは、個人としての尊厳や人格を不当に傷つける深刻な問題だ。昨今、これらを指す「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が社会問題となっている。客側の意識はもちろん、事業主には、従業員を守るために必要な措置を講じることが法律で義務付けられている。東京都では、カスタマー・ハラスメントの防止に関する施策の基本的な事項を定める「カスタマー・ハラスメント防止条例」が制定される(2025年4月施行)など、カスハラを取り巻く社会環境も急速に変化している。

 このような背景を受け、カスタマーハラスメントをテーマにした「2025年カスタマーハラスメント問題最前線~社労士に学ぶ実態と対策~」が、3月4日(火)13時~14時に開催される。コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」の開発・販売を行うシンカ(東京)、バックオフィス支援クラウドERPシステム「ジョブカン」を運営するDONUTS(東京)、国内最大規模の士業グループであるSATOグループの日本社会保険労務士法人の3社による共催。参加費無料。

 人事労務のエキスパートである社会保険労務士を講師に招き、最新のカスハラの実態と、企業が押さえておくべき対応のポイントを解説する。後半ではシンカから、カスハラ対策の実践に役立つツールと活用例を紹介する。

 カスハラは従業員が本来やるべき業務を阻害するだけでなく、精神的な負担により、企業の生産性や経営にも大きな影響を及ぼす可能性がある。「最新のカスハラの実態について知りたい」「従業員がカスハラに遭わないよう対策がしたい」「カスハラを未然に防ぎ、従業員の離職防止につなげたい」という企業の労務担当者等は、Zoomで気軽に参加してカスハラ問題の最前線を学べる機会。申し込みは、カイクラのホームページ、同セミナーの告知ページ経由で専用フォームから行う。