横浜スタジアム(ハマスタ)観覧席に雨がっぱが広がった8月29日のDeNA対中日戦は雨天の中の投手戦となり、DeNAベイスターズが1対0で逃げ切った。その1点は4番エンカーナシオン選手のホームラン。2回裏、快音と同時に雨がっぱのフードをまくり、糸引く雨に顔を濡らしながらスタンドに飛び込む白球を見上げたベイスターズファン歓喜の一打が、決勝点となった。
「マウンドで投げると、雨ってたくさん目に入りますね。(雨の中で苦労する)選手の気持ちが分かりました」と話すのは、この日の企業催事の「始球式」でピッチングマウンドに立った歌手の相川七瀬さん。
この催しは、ベイスターズの公式スポンサー・ハイセンスジャパン(川崎市)が試合を盛り上げるために毎年「ハイセンス大画面テレビDAY」と題して行っているもので、相川さんは、始球式のほか、4回裏~5回表のイニング間に行うリレー競走「Hisense(ハイセンス)ハマスタバトル」でもグラウンドに登場し、ハマスタを沸かせた。
“DAY”の始球式で投手の大役を務めるのは今回で4回目。軽い足取りでピッチングマウンドに向かう相川さんの姿が見えると、相川さんもその一員であり「みんなとてもフレンドリー」と話すベイスターズファンからはもちろん、レフトスタンドで「名古屋」の文字が躍る大旗を振る中日ドラゴンズファンからも大歓声が上がった。
およそ3万2000人の大観衆が見守る中、相川さんは伸びやかなフォームで制球良く、ホームベースに向かって真っすぐ進む球を投げ込んだ。「今回は緊張せず初めてキャッチャーとバッターをきちんと見て落ち着いて投げられました。また雨の中の始球式は今回初めてですし、ナイターでの始球式もおそらく初めての体験だと思います。デーゲームとは違った景色ですね」と相川さんは“雨のナイター始球式”を満喫した様子。

外野を4人でつなぐイニング間催事のリレー競走では、イニングの合間にダンスなどを披露するベイスターズのオフィシャルパフォーマンスチーム・diana(ディアーナ)に惜敗。「リレーは小学6年生以来かもしれませんね」とチーム競技の面白さを思い出した相川さんは「バトンの練習もやりましたが本番ではうまくいきませんでした。もう一度、この仲間で挑戦したいですね」と大観衆を楽しませた“熱戦”を笑顔で振り返った。

残り試合が少なくなった今期ベイスターズの今後については「1試合の負けが順位に響く厳しい戦いが続きますが、この厳しい局面を乗り越えてくれるのがベイスターズの強さ。これからの戦いに期待しています」と話した。
外野フライの捕球体験やバックスクリーンの大型画面に映った観客にその画面の写真をプレゼントするなど、相川さんが横浜スタジアムの魅力の一つに上げた「場内を一体化するイニング間のイベント」はこの日も数多く行われ、その様子が大型画面に映し出されるたびに、場内が盛り上がった。







