アキレス(東京都新宿区)はこのほど、滋賀県豊郷町と「災害時における地域住民等への協力に関する協定」を締結した。地震や風水害などの災害時に、豊郷町の要請に基づきアキレスは、豊郷町内にある自社の滋賀第二工場を住民らの避難・滞在施設(受入人数約150人)として開放するほか、携帯電話など充電のための電源設備なども提供することで合意した。
豊郷町の伊藤定勉町長は「災害はいつどこで起こるかわからない。ご協力は本当に心強い」と話す。アキレスの日景一郎社長は「2021年10月に防災事業部を立ち上げた。高い社会性を有する事業として拡大していきたい。地域の共助の一翼を担う観点から、豊郷町との連携を一層深め、地域防災に貢献できるよう努める」としている。