静岡県の伊東で700年の歴史を持つ伝統行事、「第44回 大室山山焼き大会」が2月12日に開催される。伊東のシンボルでもある大室山を丸ごと焼き上げる圧巻の景色を楽しめる。
おわんを伏せたようなシルエットが特徴的な大室山。山焼き大会は、山の保全を目的として始めた行事だが、今では伊東の春の風物詩として定着している。点火後に山麓から標高580メートルの山頂まで真っ赤な炎が駆け上がる様子は圧巻。さくらの里からは山肌を真っ黒に焼き尽くす景色を見ることができる。
山焼きの時でなくても、大室山は気軽に楽しめる場所だ。リフトで山頂に向かうと、およそ1kmの噴火口があり、噴火口の中ではアーチェリーを楽しめる。噴火口を散策する“お鉢巡り”をすれば、富士山・伊豆七島・相模灘などの素晴らしい眺望を楽しむことができる。