福島で春の花火 サウンドとの“協演”で１万発以上

　東日本大震災から12年になるこの3月、福島県新地町で『FUKUSHIMA FIREWORKS FESTIVAL 2023 -福島花火大会 in 新地町 -』（FIREWORKS・岩手県陸前高田市）が開催される。全席完全予約制で、早割チケットの販売が始まった。

　約330ｍに開花する巨大な尺玉を含め、1万発以上の花火と、大迫力の音楽で魅せる新しい世界観。誰もが聴いたことのある有名アーティストの楽曲に合わせて打ち上がり開花する花火は、滞空時間や消えのタイミングまでを計算に入れたもので、音楽と花火の世界を存分に楽しめる。

　新地町は宮城県との県境にあたり、一年を通して平均12℃と温暖な気候で農業や漁業が盛んな地域。市街地には田畑や果樹園が広がり、海は遠浅で澄んだ水と美しい砂浜が続いている。イベント会場の釣師防災緑地公園は、2019年冬に減災・交流促進・震災アーカイブ機能をテーマに整備された憩いの場所。