地球の海はサウナ状態 ペンギンはどれくらい暑い？

　温暖化の影響は、陸上だけでなく海にも及んでいる。もちろん、われわれは陸の暑さは知っている。でもペンギンやウミガメはどれくらい暑いんだろう？と思ったら、彼らが感じる暑さを疑似体感できる特別なサウナや岩盤浴が、3月23日の世界気象デーに合わせて開催されるというから行ってみよう。

〜暑くても、外気浴に出られません。〜
　サンゴとつながるサウナ（女性用フィンランドサウナ）

〜ふるさとが、この暑さ。ととのうどころではありません。〜
　エンペラーペンギンとつながるサウナ（男性用フィンランドサウナ）

　この「海とつながるサウナ PRODUCED BY DOCOMO」は、NTTドコモ（東京）が3月22～29日まで、東京・両国の温浴施設「両国湯屋 江戸遊」で開催する期間限定もの。地球温暖化が進む中、地球全体で蓄積された熱エネルギーの9割以上は海に吸収されるといわれている。サンゴの白化をはじめ、海の温暖化は数多くの海の生き物の暮らしに影響を与えており、時にはその命をも奪っている。海の生き物のからだの仕組みや住んでいる環境は人間と大きく異なるところが多く、温暖化が進む海は熱く閉ざされたサウナ空間ともいえる状態だ。

〜貝殻のなかで、じっと暑さに耐えています。〜
　真珠貝とつながるミストサウナ（女性用ミストサウナ）

〜海流は、もはや熱波です。〜
　イタチザメとつながるサウナ（男性用中温サウナ）

　そこで、サンゴやエンペラーペンギン、ウミガメ、ホッキョクグマなど6種の海の生き物の暑さを疑似体験できるサウナや岩盤浴で、温暖化の問題に思いをはせようという企画。サウナでととのいながら、例えば暑くても外気浴に出られないサンゴたちのことを考える時間にしてみては。