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大塚オーミ陶業が「東京クリエイティブサロン2023」に参画 セラミックを使ったアート作品の魅力と可能性周知へ

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大塚オーミ陶業 「MACCIU氏とコラボレーション制作した大型セラミック作品」

 大塚ホールディングス子会社の大塚オーミ陶業(大阪市中央区)は、3月31日まで銀座などで開催する「東京クリエイティブサロン(TCS)2023」に参画し、グラフィックデザイナーのMACCIU(マチュー)氏とコラボレーション制作した大型セラミック作品を、東京都中央区の「無印良品 銀座」(B1階)で展示する。展示時間は午前11時〜午後9時。

 京都・東京で活動するMACCIU氏は、大胆な色面、削ぎ落とされたシンボリックなフォルムの描写を特徴とする注目のデザイナー。近年はナイキとのコラボスニーカーや、昨年のTCSでは巨大バルーンアートが話題となった。同社の出展は、セラミックを使ったアート作品の魅力と可能性を広く周知するためだという。

 セラミックとグラフィックデザインをコラボさせた作品は、MACCIU氏が生み出す柔らかなフォルムと特徴的な色使いを形にするため、同社技術者と試行錯誤の末に、触れられる作品として完成した。同作品は、イタリアで開催されるフォーリサローネ(4月18日~23日)にも出展されるという。

 大型陶板、陶板名画などのデザイン・設計事業行う同社は、国内外の文化財などを後世に伝えることなどを目的に、これまでに国会議事堂中央棟(東京都)の屋根改修や、地下鉄大江戸線大門駅(東京都)五十嵐威暢「波のリズム」などのアーティスト作品などを制作している。